雑排水管清掃について
 
   
@ 台所、洗面、浴室、洗濯機の下水配管は一般的に雑排水管と呼ばれています。1年〜3年周期で定期的に雑排水管清掃が実施されていないマンション、アパートなどの集合住宅は、油脂や髪の毛、食物クズ、糸クズ、洗剤カス等が原因で管内が閉塞
、排水不良、臭い、詰まりにより排水が逆流して居室が水浸し、気づくのが遅かった場合には、下階に漏水事故発生、多大な迷惑と損害賠償を請求されるトラブルに発展するケースもあります。
   
  老朽化した雑排水管は、将来的には配管材料によって時期は異なりますが、更新工事、更生工事、延命工事の中から選択して工事を実施する必要があります。更新工事等の実施時期を延ばすため、詰まり等のトラブルを未然に防止するため、定期的に雑排水管清掃の実施をおすすめします。
   
  一般的な清掃周期は築10年以上では1〜2年、築10年未満では2〜3年です。なお、トイレの汚水管は、管径が大きく管長が短く、使用時に十分な洗浄水を流すので一般的に汚水管の清掃は不要です。
   
A 雑排水管清掃は、ホースの先端から出る噴射水で洗浄、ホースの逆噴射力で管内を推進する高圧洗浄方式を主としますが、現状にあわせてスネークワイヤー方式、エアーハンマー方式を併用します。
   
  作業箇所は台所、洗面、浴室、洗濯機の雑排水管(専有配管)、縦引き管、横引き管の雑排水管(共用配管)、敷地内第一桝(共用桝)です。居室内のホースを転がす範囲には養生シートをはって床面のきづや汚れがつくのを防止します。
   
  雑排水管清掃作業日程が決定したら、1ヶ月前から2週間前までに、作業のお知らせを全戸配布、掲示板に掲示、清掃予定日、時間帯に在宅が困難な場合、他の清掃予定日、時間帯への変更をアンケートまたは電話にて受け付けます。
   
  また、洗濯機がドラム式洗濯機、乾燥機付洗濯機で洗濯パン(排水口)が見えない場合、事前に洗濯機の移動をお願いすることになります。もし、移動が無理な入居者の方には別途費用(2,000円/税抜)にて移動、復旧します。
   
 
作業前 雑排水口 作業後 雑排水口
   
B 築年数が20年を超える集合住宅で管更新工事等を行っていない場合、腐食により管の厚さが薄くなっている恐れがあり、高圧洗浄の水圧を調整して実施する予定ですが、水圧に耐えられず水漏れを起こす場合があります。雑排水管の経年劣化やそれに伴う損傷、施工上の瑕疵についての責任、また、その状況下での雑排水管清掃作業による漏水事故についても責任を負いかねます。あらかじめご了承下さい。
   
C 清掃完了日より1年間は、清掃の不備による詰りに対し、無償にて作業します。但し、使用上の不注意による詰まり及び清掃未実施住宅の詰まりの場合は有償とさせてください。
あらかじめご了承下さい。
   
D 一世帯単独で雑排水管清掃作業を行うと2万円から4万円かかります。全世帯で行うとスケールメリットがはたらき、1世帯あたり5千円前後です。世帯数によって雑排水管作業費用は異なりますので、現地及び図面確認後、お見積もりを提出します。
一般的にマンションョンですと管理組合様が全世帯分負担しています。
   
 
 
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