Q & A BMSS型 | |
ブロワー関係 | |
Q | ブロワーが運転しない。 |
A | 原因1 電源が入っていない。 対策 ・電源を入れる。 ・運転不良の時、ブロワーを交換する。 |
原因2 電源が入っている。 対策 ・タイマーボックスの電源の入り確認と設定値の確認をする。 散気方向の確認をする。 ・運転不良の時、タイマーボックスを交換する。 |
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流量調整ポンプ関係(嫌気濾床槽第1室に取り付けている) | |
Q | 流量調整ポンプから汚水が移送しない。 |
A | 原因1 流量調整ポンプから空気漏れが無い場合 対策 ・流量調整ポンプが閉塞している。流量調整ポンプを洗浄する。 1.流量調整ポンプの上部にある清掃口蓋を外して水道水で内部配管を清掃する。 2.流量調整ポンプの清掃口蓋を閉め、ポンプ、吐出口をウエス等で塞ぎ、 汚水が出ないようにしながら流量調整バルブを全開する。 3.10秒程度で流量調整ポンプ吸込口から空気と共に夾雑物が出る。 この状態で1分間程度内部の洗浄を行う。 4.洗浄、清掃が終わると、流量調整弁を閉(0)にして流量調整ポンプ内部に溜まった 空気を抜く。 5.吐出水量が適正な値(メモリ30からメモリ50)になるように流量調整弁の開度を調整する。 |
原因2 流量調整ポンプから空気漏れがある場合 対策 ・流量調整ポンプ配管の接続不良 1.配管接続箇所の修理、交換する。 ・流量調整ポンプ本体の不良、または配管の不良 1.流量調整ポンプ本体の交換、または配管の交換をする。 |
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循環ポンプ関係(処理水槽内に取り付けている) | |
Q | 循環ポンプから処理水が移送しない。 循環ポンプの移送量が足りない。 処理水槽の水位は正常である。 |
A | 原因1 循環ポンプから空気漏れが無い場合 対策 ・循環ポンプが閉塞している。流量調整ポンプを洗浄する。 1.循環ポンプの出口(嫌気濾床槽第2室に取り付けている)より 水道水を入れ内部配管を洗浄する。 2.吐出水量が適正な値(メモリ30からメモリ40)になるように 流量調整弁の開度を調整する。 |
原因2 循環ポンプから空気漏れがある場合 対策 ・循環ポンプ本体、配管を交換する。 ・逆洗後流入水が無い場合、処理水槽の水位が下がり、循環ポンプ下部より空気が出る。 この時は正常運転です。 |
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嫌気濾床槽第1室 | |
Q | 嫌気濾床槽第1室の水位の上昇がある。 |
A | 原因 流量調整ポンプは正常に動作している。 対策 ・流量調整ポンプの移送量を上げる。 1.流量調整バルブの開度を上げる。 標準メモリ30をメモリ50に上げる。 2.1回の吐出量約200ccで吐出間隔6秒で20時間送ると、2,4mになる。 ・生物濾過槽が閉塞して、嫌気濾床槽第1室、嫌気濾床第2室がオーバーフローしている。 1.生物濾過槽を清掃、逆洗を行う。 汚泥引き抜き、水道水を投入し濾材洗浄を行う。 ・嫌気濾床槽第1室の汚泥、夾雑物で、標準以上に貯留している。 1.汚泥引き抜き、清掃を行う。 |
嫌気濾床槽第2室 | |
Q | 嫌気濾床槽第2室の水位の上昇がある。 |
A | 原因 流量調整ポンプは正常に動作している。 対策 ・下部に30cm以上の汚泥が体積している。 濾材に汚泥が過剰に堆積している。 1.汚泥引き抜き、清掃を行う。 |
生物濾過槽 | |
Q1 | 生物濾過槽が閉塞している。 移流口の水位が上昇して、嫌気濾床槽第2室の水位と同じである。 |
A | 原因 流量調整ポンプ、循環ポンプは正常に動作している。 逆洗動作は確実に行っている。 対策 ・手動逆洗を数回繰り返し行う。 1.生物濾過槽の逆洗水を嫌気濾床槽第1室へ返送する。 2.生物濾過槽上部より水道水を満水まで水張りを行う。 3.逆洗回数を1日に2回できるように、タイマーボックスのタイマーの変更を行う。 |
Q2 | 濾材押さえ(上部スリット)に生物膜、汚泥等が多量に付着している。 |
A | 原因 流量調整ポンプ、循環ポンプは正常に動作している。 逆洗動作は確実に行っている。 対策 ・流入負荷が高いか、嫌気濾床槽の機能低下によって、生物濾過槽で過負荷になり、 汚泥等が多量に発生している。 1.濾材押さえ(上部スリット)の生物膜を水道水などで、剥離させる。 2.嫌気濾床槽第1室へ剥離汚泥を返送する。 3.逆洗回数を1日に2回できるようにタイマーボックスのタイマーの変更を行う。 4.生物濾過槽の移流口にバッフル(オプション部品)を取り付ける。 |
Q3 | 発砲濾材が流出している。 |
A | 原因 流出箇所の確認をする。 対策 ・濾材押さえ(上部スリット) が破損している。 1.上部スリットの交換を行う。 ・濾材押さえと仕切り板の接着剤がはずれている。 1.接着剤のはがれ部分に補強修理を行う。 |
Q4 | 剥離汚泥が流出している。 |
A | 原因 逆洗動作は確実に行っている。 対策 ・循環ポンプの移送量が多すぎる。 1.移送量の調整バルブを調整する。 標準量は1回=約400ccで30秒程にする。(メモリ30からメモリ40とする。) |
Q5 | 生物濾過槽の全面がばっ気していない。 |
A | 原因 散気管が目詰まりの時 対策 ・生物濾過槽の汚水を抜きブロワーからの散気配管をはずし、配管から 水道水で圧力水、又は圧力空気にて、散気管の清掃を行う。 |
Q6 | 生物濾過槽に処理水が無い。 |
A | 原因 流量調整ポンプ、循環ポンプは正常に動作している。 逆洗動作は確実に行っている。 対策 ・逆洗動作は汚水量が少ない時(午後3時)に運転している。 1.逆洗動作後生物濾過槽の水位は下がる。 この状態で流入汚水が入ってくるのを待機している。正常な運転です。 |
処理水槽関係 | |
Q | スカムが多量に発生している。 |
A | 原因1 循環ポンプが異常な時。 正常な水位の時。 対策 ・循環ポンプが破損している、又は閉塞している。 1.循環ポンプの交換をする。 2.循環ポンプを清掃する。 ・循環ポンプの返送量を標準にする。 1.移送量の調整バルブを調整する。 移送量は1回=400ccで30秒程度にする。(メモリ30からメモリ40にする。) |
原因2 循環ポンプが正常な時。 正常な水位の時。 対策 ・循環ポンプの返送量を標準にする。 1.移送量の調整バルブを調整する。 標準量は1回=400ccで30秒程度にする。(メモリ30からメモリ40にする。) 2.生物濾過槽移流口にバッフル(オプション部品)を取り付ける。 |
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消毒槽関係 | |
Q | 逆洗浄時起流トラフより薬剤筒を通過せずに処理水が放流される。 |
A | 原因 逆洗運転が異常な時。 逆洗時間が早い。1分程度の時。 対策 ・逆洗時の空気逃がし、オリフィスの目つまり。 1.オリフィスを針金(φ2mm)にて清掃する。 |
臭気がでる。 | |
Q | 嫌気槽、生物濾過槽、全体より臭気がでる。 |
A | 原因1 流量調整ポンプ、循環ポンプ、散気状態が正常である時。 対策 ・排気臭気管を取り付ける。 ・逆洗回数を1日2回運転にする。 1.生物濾過槽移流口にバッフル(オプション部品)を取り付ける。 ・DO=3mg/L以下の時は流入汚水(BOD量)が高い。 ・流入汚水量が多くオーバーフローしている。 1.流量調整ポンプの移送量を多くする。 2.逆洗汚泥返送管に逆止弁(オプション)を取り付ける。 |
原因2 流量調整ポンプ、循環ポンプ、散気状態が異常である時。 対策 ・各ポンプを標準設定にする。 1.破損の時は交換する。 |
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原因3 その他 対策 ・流入水の水質分析を行う。 1.流入水BODが異常に高い場合 2.別途処理仕様を検討する。 |
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